体調不良の症状の伝え方
2021年 05月 25日
20年近く前、悪徳ブラック企業で働いていたのですが、
心身共に疲れ果てた毎日の中、
ものすごい体調が悪くなったんです。
発熱していたけど、会社を休むことができず、
出勤していました。
昼休憩の1時間の間に、会社の近くの内科にかけこみ、
診察してもらったのですが、
最初は風邪と言われ、点滴と薬を出してもらいました。
でも熱が下がらないんです。
正確には、薬を飲んで1時間ぐらいだけ少し熱が下がるけど
すぐにまた上がる。
それで、また昼休憩に病院行って、また点滴して、
でも、よくわからない、みたいな診断で。
発熱と体中の痛み、頭が割れるように痛い、そんな症状でした。
咳は全く出てませんでした。
そして、そんな状態で3日間ぐらいは出勤したのですが
4日目にはもう、布団から起き上がれないぐらいの状態で
会社を休んだらもう辞めるしかないかもなと覚悟をして
休みますと連絡しました。
(とてつもないブラックな会社だったので)
とにかく、これは風邪じゃないと思ったけど、何かわからない。
今度は、家の近所の内科に行きました。
病院で薬もらったけど、ずっと熱が下がらない。
というような説明をしようとして、
なんか途中から声が出なくなったのを覚えています。
そして、2軒目の病院でも、やはり点滴。
抗生物質を点滴しましたが、
もうね、ほんとに熱が下がらないんです。
起き上がれないくらい、やばくて、
でも這うように病院にまた行って。
インフルエンザかなーと先生は言うけど、
そのころ、インフルエンザの検査とか今みたいに
気軽にしてなかった気がする・・
結局、インフルの検査をするわけではなく
また同じように薬を処方されて、飲んで・・
初めに病院に行ってから5日は経ってたと思うんですけど、
5日間高熱ってやばすぎですね。今考えると。
そして、夜中に40度近くまで上がり、
体の震えが止まらなくて、
救急車を呼ぼうか考えたけど、
その時も結局我慢して、呼ばなかったんです。
朝になって、死に物狂いでまた病院へ行き、
その時もう待合室で座っていることも難しいくらいだったので
待合室の長椅子に寝た状態でいました。
寒くて寒くて、何枚も服を着ていても、それでも寒くて震えて。
そしてついに、先生がレントゲンを撮りましょうと言い、
撮影したら、肺が真っ白になっていました。
「肺炎」だったのです。
先生が驚いて、
「元気そうなのになぁー」と言ったんですよね。
で、そのあと、肺炎の治療に入り、紹介状を書いてもらい
大きい病院へ行きました。
2週間後ぐらいには回復して、また仕事に戻りました。
ここからが本題なんです。
最初に行った病院でも風邪と言われ、
2軒目でも元気そうなのにと言われ、
肺炎の発見がかなり遅れたわけです。
どう思います?
これ、私が悪いんです。
いつどんな時でも、丁寧に受け答えをする癖がついていて
相当しんどいのに、無理をしてしっかりやりとりをしてしまい、
さらに、ちょっと控えめに表現する癖があったんです。
っていうのも、この件があってから気づいたことなんですが。
私が精一杯「しんどいです」と言っても、
医者にはあまり伝わってないんだなとわかりました。
なので、それ以来、いつもの2割増しぐらいの感覚で
自分の体調不良を伝えるように心がけています。
今まで「しんどいです」と言っていたところを
「かなりつらくて食べられないし頭も割れるように痛くて
座っているのもつらいです」
みたいな感じで、
事細かく、2割増しで表現しなくてはいけないと学びました。
2割増しで表現してちょうどほかの人と同じラインなんだなと
思ったからです。
性格的にも、控えめな人にはこれを頭に入れておいてほしいなと思います。
控えめな人って「大丈夫です」「なんとか大丈夫そうです」と言いがちだと思うんだけど、
今みたいにコロナが流行しているときなんかは、
万が一、コロナ感染していた場合に、
大丈夫そうです、なんて口にしないほうがいいなと思うので、、、
私も、肺炎になっていたのに1週間近く検査もしてもらえないまま
本当に死にかけたので、
それ以来、2割増しで表現するよう心掛けているんですが、
どうしてもね、性格的なもので、控えめに表現してしまうんですよね(泣
気を付けたいことの1つです。
控えめって、あまりいいことじゃないのかもしれません。
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by lemongenmai
| 2021-05-25 23:49
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